打ち合わせ終了・・「チベット補正をかける」

やっとブログ更新できた…。

 

→　チベットのヤク。　これも　横浜の女学校の広報誌の　挿し絵用に。

 

 

 

 

　

　東京に行って、打ち合わせをしてきました。

 

打ち合わせがある日は、その刻まで何だか、そわそわ、集中出来なくて。

午前中に打ち合わせなら、朝の勢いで ばーんといけてしまうのだろうけれど。。。

夕方なので。。　　出発まで次の下描きをやろう、とかしても、気がそれる。

あと ４時間…３時間… 出発には早い、

向こうで うろうろはしたくないからな…　とか思ってたら！

遅刻！？ ぎりぎり以上になってしまい、　結局、走りました、

ハイヒールで乗り換えの横浜駅を どかすかと。

　　なにやってんだか。。。

 

 

今回、なるほどと思った編集さんの言葉のひとつは、

「　チベット補正をかける　」

 

チベットを全く知らない読者に、

チベットってこんなとこですよー、

こんなとこに住んでる人たちの物語ですよーと、

まず呼びかけ、招きいれ、刷り込ませる。

 

　いかに こちら世界へ招き、引き込むか。

 

その為にはどうしたら良いか。

 

 

そういえば、自分の良く知っていることがらを、

それを知らない人に、説明するのって、難しいな。

自分は良く知っているから、

反対に、相手が 何がわからないのかが わからなかったりする。

自分ルールがあったりすると なお ややこしい。

 

例えば、

機能的で ( 自分としては ） 使いやすい、ザックへの荷物の詰め方とか、

差し替え部分の紙を ぴったり張り合わせるやり方とか。

 

しかし、

西チベットの物語を本気でやりたいのであれば、

難しいなんて、言っていられないです。。。

 

 

 

あと、

わたしの作品は、一般受け、メジャー受けはしない。

（ 　はぁ、やはり…・・　）

どちらかというと、“通” （？）が読むような作品なので、

そんな “通” に認めてもらえるように…　とのこと。

 

そういう作品は、なかなか目にとまらず、そのまま消えてしまうこともあるけれど、

長くじんわり 時間をかけて 認められて、

ゆっくり人気が出て、

それが一般に広がることもある…　そうです。。。

 

　… 大丈夫なのか …。。。

 

 

 

　もひとつ、ほぉぉ　と思ったのは、言葉、文章の選び方。

全体がないと わかり辛いんですが 、

作品中の一例…

「 手紙の返事もくれない 」 と

｢ 手紙もくれない 」
この２つでは意味が違うので、
どちらを選ぶかで 登場人物たちの状況が変わる。

そうすると、絵を少し省略したり、変えることが出来る。

 

(  ほんとは、こういうことに 自分で気が付かないといけないんですけどね…。 )

 

そして、作品の中で

文章や せりふで問いを発したら、

どこかで 文章か せりふでの答えが欲しい。

そうしないと、すっきりしない。

 

「 描いてなくてもわかるでしょ 」

というのは、読者に ほぼ伝わらない。

なので、丁寧に、たたみかけるように 。

 

しかし、答えを作者が提示しすぎると、読者はしらける。

だが隠しすぎると 今度は何が何だかわからなくなり、離れてしまう。。。

 

　わたしは、答えは読者が見つけるものであり、

それが面白いのでは、と思ってたのだけど、

どうやら省略や隠し方が下手だった！

 

少し隠して、でも答えは示す。

その絶妙なバランスが　難しい。。。

 

 　

ほんと、難しいけれど …

　絵でも文章、せりふでも、ほんのちょっとのことで、

全体がスムーズに流れたり、

意味が変わったり、ぐんと濃い内容になったりする。

 

 …脳内麻薬物質 出まくりです。

 

  

 

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☆　 前にブログにも書いた、美大時代の友人の

銀座での個展に行ってきた。

も～～　想像以上の ちっっさい陶器の生き物たち。

小指のつめより小さい 猫ちゃん、コリスちゃんに、

肉球や、本人のサインまでちゃんとある。

　…　うはぁ。　　　自分の作品に対する責任感みたいなもん 感じた。

どこまでいくんだ。

こうして友人が活動しているのを見るの、何だか すっごく、嬉しい。

 

 

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