昨日、打ち合わせに東京へ。
(↓ 西チベット・スピティ谷、タボ村の 樹齢300年のポプラの樹のスケッチをもとに、
女学校の広報誌の挿し絵用に描いたもの。 )
事前に見て頂けるよう、担当編集のかたに2つ、下描きの下描きのコピーをお送りしておいた。
どうだったかなぁ。
西チベットの旅 直前の打ち合わせでの 編集の方の言葉がかなり染みていて・・・・
旅の最中も繰り返し思い出して考えていた。
(わー なんか、まじめ過ぎる…ヤダ…。 しかし、仕方ない。性分なのだ。。。)
その前回の打ち合わせの時に心に残った言葉のひとつは、
「…まだ、どういう方向で作品を作っていくか、迷っているようですね… 」
うわぁ、、、ばれた。
作品は正直だし、編集の人って、さすが、見抜く。
わたしの隠したかった及び腰をも白日のもとにさらす。
実は、その通りだったんだ。 なんとなく、なんとかなるかもなーと、お茶を濁していたのだろう。
内心、覚悟が決まってなかった。 西チベットものをやる覚悟が。
西チベット…いろいろ、難しい地域だし。
政治的にも、文化的にも。
マニアックに知っているから、変なこと描くのは恥ずかしい、という見栄もある。
それに、西チベットを知らない読者に、興味を持ってもらいつつ、知ってもらいつつ、
伝えたい物語を流していく という作品上の難しさもある。
参考になるよう取材もしてきたが。。。
知れば知るほど、あ、こんなことも知らなかった、ということが増してくる。
時々、 無理だよなー…わたしなんかには…と思う。
大きな岩を前にして、この岩の種類は何でどうやって出来上がってここにあるのか、答えなくてはいけなくて、
更にその大岩をとんかちとかフォークとかで崩さなくてはいけない、ような。
ファンタジーにしてしまえば楽なのだろうが、
そうすると、わたしが読者に届けたいと思っているテーマが ぶれる。
あれこれ考えて物語を構成していく。
でも、こねくり過ぎてはつまらない。
登場人物の性格、状況から、
ぱぁんと、自然と出てくる 場面や文章、せりふを 待つ。
必然性のある。
そういう感性が豊かだったら良かったのになぁ。
無いものねだりだ。
・・・で、さて。
昨日は、 ちいさい丸が頂けました。
すっごく、すっごく、すっごく、嬉しかったです!!!
有難う。。。
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