いつも、なぜ 西チベット舞台の漫画を描きたいのか、
うまく 説明できない。
そうしたら、
「 自分のことを話すのが好きじゃない、
得意じゃなさそう。
でも、なぜ チベットなのか、
蔵西さん自身が
解き明かさないと、 人に話せるくらいでないと、
(漫画)作品は作れませんよ。
人に話すのが嫌で、それで
あまり自分でも考えてこなかったのではないですか?」
… うーーむ …
編集さん 鋭い …
そうかも 。。。
では、、 と、
最初にチベットに惚れた時のことを思い出そう…と、
昔の落描き日記帳、スケッチブックを出してみた。
卒業旅行で初海外へ。
細かいことは決めずに 中国へ行き、
成り行きで なんとなくチベットの都、ラサへ行った。
XX年2月25日、
<決定的にラサが好きになった日> と 日記の出だしにカッコつきで 書いてあった。
(若かった…)
その日の日記。
決定的に好きになったとある割には、
ゆるゆると 郵便局に日参したり
ケーキ食べに行ったり、
チベット正月の窓飾りの取替えを眺めたり、
ポタラ宮に行くのも またもやスタート遅くて諦めたり、、、
ただ、だらだらしているようだ。
贅沢な時間だったなぁ。。。。
今こそ、
なんでこんなにチベットを描きたいのか、
よーーーく 考えなくちゃ。。。。
なんでなんだろう?
既視感のある原風景?
月面のようにも見える荒野?
黒いような蒼い空?
魅力的なチベットの人たち。
民族衣装。
風の吹きすさぶ岩砂漠から
チベット仏教の寺の中に一歩入ると、
極彩色の数百年の古さの壁画の物語世界、思想に包まれる。
外の荒ぶる自然と、中の豊かなチベット文化のギャップ。。。
いろいろ、理由は考えられるけれど、
物事、現象を並べて語っても、編集さんは、
いまひとつ納得してくれなかった。
チベットの一体何が、
私の感情を、心を動かしたのだろう?
( 漫画の作りかたみたい )
…ほんと、なんなのだろう。
訳の分からんうちに、すとんと入り込んでしまった感がある。
言葉にならないものを 絵にしたり、
漫画にしたらいい、と思っていたけれど、
でもそれでは、
ただ、蔵西はチベットを好き なだけで、
漫画としてのドラマが 足りない。
独りよがり…?
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