急遽決めたチベット取材旅から帰りました。
まだ整理整頓が頭の中も荷物も
されてなくてぐちゃぐちゃです。
(↓引き出しの中はヤクのバターと干しチーズ、ツァンパ)
いつもののんびりだらだら旅と違い、
今回の目的ははっきりと、取材。
(いや、いつもの旅も一応は取材が目的なのだけれども…)
ぼけぼけしていたら、またボケボケのまま終わってしまう。
そこで、何とか充実した取材となるよう、
あれもこれもとやりたいこと・やること・
取材項目をUPし、
インタビューシートも3種類作って臨みました。
それぞれ何部もプリントアウトしてザックに詰めました。
写真や動画をしっかり撮るため、
新しくミラーレス一眼カメラも買いました。
自己紹介用に「流転のテルマ」の単行本も何冊も持ち、
資料本やコピーも入れ、
背負うザックとは別に
70Lくらいのダッフルバックいっぱいに
お土産用の日本の菓子を買って詰め込みました。
重い。。。
結果。
今回は特にお寺と遊牧生活を取材したかったのですが、
なんとーーー
お寺のヤルネーという夏安居、
僧のお籠り期間だったのです!
この期間は女性は寺に入れないのです。
もちろんその期間は知っていたのですが、
もう終わるころだろ♪と楽観してたら…
ギリギリ期間の最後に当ってました。。。
どのお寺でも。。。
はーーーーーー
どうしよう…。
そうしたら!
いくつかのお寺では
本堂以外ならと、
ある程度許可して下さったのです。。。!!
お寺での取材もインタビューも何とか出来ました。
本堂にどの寺 でも入れず、
仏像や壁画やお供え、僧たちの勤行の様子を
取材できなかったのは大変残念だったけれど、
その他の場所はおおむね
取材を許可して下さり、心底有難かったです。
申し訳なく、でも 助かりました。。。
(↑ 草原のお寺。ここでは門の中にも入れなかった。 お寺の周りをぐるりと一周するコルラの道、巡礼路にマニ車がびっちり。お寺に水を運ぶロバが入り込んでいた)
僧の方々や遊牧民の人たちに
チベットの漫画を描いている漫画家さんと紹介されたり、
皆さんが「流転のテルマ」のページをめくってじーっとご覧になったり、
良い作品を描いてね、など言われると、
なんかもう、、、、、
後には引けないというか…
頑張ります………
その他の
やりたかったことは取りあえず
ほぼ全部出来ました ↓
(⋆僧院生活を少しでも知る為、ほぼ1日僧院で過ごす(本堂以外)
⋆チベット服のチュパを仕立て、ずっと着て過ごす
⋆なるべくたくさんの人にインタビューする
⋆チベット医のアムチの診察を受ける
⋆草原のテントで過ごす
⋆馬やオートバイに乗る
⋆ヤクの乳しぼり・料理(チベット餃子のモモ作り)
⋆水場に水汲み
⋆資料写真を撮りまくる
⋆スケッチ
……その他いろいろ…)
チュパは着崩れて引きずるし(見苦しい)
何ページにもわたるインタビューシートは
半分も埋まらなかった。
インタビューはついつい話が脱線したり、
思いがけない話が出て深堀りしているうち
数時間経っていて、申し訳なくて打ち切ったり。。。
なかなかに濃い10日間でした。
お世話になった方々、関わって下さった皆さん、
有難うございます。。。
( ↓お母さんが近所のテントのかたと2日がかりで作ったかまど)
(↓ アムチから頂いたチベット薬や買ったものの一部。お数珠は必携。 )
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「流転のテルマ」のスピンアウト前日談の前編です。
北東チベットのアムド地方の僧院での
ソナムの少年僧時代の話です。
在庫少なくなりました。再販は予定していません。
いずれ後編を出した後、「チベットにいた少年」として1冊にまとめた再録本やデータ販売を考えています。
●委託販売をお願いした書店さん●
おまけのポストカード一枚付きです
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日本人のやわな徳丸、心に傷を持った俺様なチベット人ソナム、
癒し系だけどしっかり者のナムギャルの3人の男たちが、
失踪した徳丸の兄を探しに 西チベットの入域禁止の奥地へと旅していきます。
この機会に良かったら是非…
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